高卒認定合格後に資格を取る

高卒認定合格後に資格を取る

高卒認定合格後に資格を取る

専門的な資格を取得すれば就職に近づく

 

文部科学省が発表したデータによると、高卒認定試験合格者のおよそ半数ほどが大学や短大、専門学校などへの進学を果たしています。

 

一方、進学準備をしている人、つまり大学受験勉強をしている人は約20%程度で、就職したのは8%程度という数字が出ています。

 

これは数年に一度しか行われない調査なので直近のデータは不明ですが、現在でも半数近くの人が進学を希望しているということが推測されます。

 

一方、数字には表れていませんが、高卒認定試験合格後に資格を取得するというルートも決して忘れてはいけません。

 

国家試験の一部には高卒以上でないと受験ができないものがありますが、高卒認定に合格すれば高卒と同等に見なされ、受験資格を得られるのです。

 

日本では学歴が重視されることが多いため、国家資格を取ったからといって必ず就職が決まるというわけではありませんが、採用が有利になることは間違いありません。

 

金銭的な問題などで進学が難しい人は是非この道を考えてみてください。

 

高卒認定取得後に取れる主な資格

 

文部科学省のサイトによると平成28年現在、高卒認定試験合格者は43の国家資格試験において高卒者と同様に受験資格があると記されています。

 

主な資格として以下が挙げられます。

 

  • ・幼稚園教員資格認定試験
  • ・小学校教員資格認定試験
  • ・特別支援学校教員資格認定試験
  • ・1級建設機械施工技術検定試験
  • ・保育士試験
  • ・司書補
  • ・安全管理士
  • ・食品衛生管理者

 

ほかにもたくさんあるので、ページ下にある文部科学省のサイトに行き、どのような資格にチャレンジできるのかを把握しておくとよいでしょう。

 

実務経験が必要な資格も多いことに注意!

 

一方、上で挙げた資格の中には、高卒認定試験を得たからといってすぐに試験が受けられないものもあります。

 

代表的な例は、「保育士試験」です。

 

昨今、待機児童の問題も報道されている通り、特に東京都で保育所や保育士が慢性的に不足している状況が続いています。

 

少子化問題もあるため、先々のことはわかりませんが、少なくともしばらくの間は保育士の需要は高いまま、つまり就職がしやすい狙い目の職業と言えるでしょう。

 

では、保育士になるにはどうすればよいのでしょうか?

 

ルートとしては、主に以下の2つがあります。

 

  • 1.国が認めた保育士の養成機関(専門学校や大学など)に入る。その後卒業と同時に保育士資格が与えられる
  • 2.保育士試験に合格して保育士資格を得る

 

まず、1番のルートの場合は高卒または高認合格者が専門学校などに進学し、そこで保育士の勉強をし、卒業できれば保育士資格が与えられます。

 

高卒認定でも入学資格があるので、保育士になりたいのならばこのルートがもっとも確実です。

 

しかし、金銭的な問題などで進学が難しい人もいるでしょう。

 

その場合は2番のルートとなり、試験合格を目指すわけですが、高卒または高認の場合、ここでひとつハードルが上がってしまいます。

 

高卒または高認の場合、保育士試験を受けるためには「児童福祉施設で2年以上かつ2880時間以上従事した経験があること」という制限が設けられているのです。

 

つまり、高卒および高認の人が資格試験にチャレンジするには、保育所などで2年間フルタイムでアシスタントの業務を行い、その後試験にチャレンジして合格できれば晴れて保育士として認められることになるのです。

 

実のところ、保育士は中卒でもなることが可能です。
その場合、実務の期間が「5年間・7200時間以上」となり、その後試験に合格すれば保育士になれます。

 

つまり学歴が高ければ高いほど、国家試験を受験できるハードルが低くなるのです。

 

「5年働けばいいんだったら、中卒のままでもいいや」と思う人もいるかもしれませんが、それはやめておいたほうがよいでしょう。

 

なぜなら実務経験を得るために保育所などに採用してもらわなければいけないわけですが、中卒のままで採用をしてもらうことは非常に困難です。

 

最善の策は高認を取って、その後専門学校へ進学するというルートですが、金銭的に厳しい場合は、高認を取って保育所などに採用してもらって2年間の実務経験を積み、その後試験に合格するというのが次善の策といえるでしょう。

 

保育士試験のほかにも、このような形で現場の実績を積まなければ受験できない試験はあります。

 

自分がなりたい職業に関するアンテナを常に張り巡らせておき、どのようなルートが自分にとって最善かというシミュレートをしておくことが求められます。

 

 

【参考サイト】
文部科学省「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)