高卒認定と高校卒業資格の違い

高卒認定と高校卒業資格の違い

高卒認定と高校卒業資格の違いについて

 

高卒認定は学歴の上では中卒扱い

 

これまで解説してきたように、高卒認定は高等学校を卒業していない人が試験を受けて一定以上の成績を収めることで「高校を卒業した人と同程度の学力を有している」と国が認める制度です。

 

大学や専門学校への進学に加え、就職などでも高卒と同等の扱いを受けられるようになることから、このふたつが同じものであると勘違いしてしまう人がいますが、それは間違い。

 

高卒認定試験に合格しても、それはあくまでも「同等の学力を有する」だけに過ぎず、高校を卒業した人とは明確に分けられます。つまり、学歴上は中卒のままなのです。

 

これはよく考えれば当たり前の話です。

 

高卒認定試験は8科目以上の試験に合格すればよく、3年間学校に通う必要はありません。
ホームルームや体育などを行う必要もなく、実際に高校生活を送るよりも格段に軽い負担で試験合格という結果が得られます。

 

もし高卒認定が高校卒業資格と同じものだったら、それはさすがに不公平になってしまうでしょう。

 

高校卒業資格を得るためには

 

では、高校卒業資格はどうすれば得られるのでしょうか?
学校教育法において高校卒業の条件は「3年以上の在籍」と「合計74単位以上の取得」と規定されています。

 

この単位というのは、国語や数学、英語などのほかに体育や課外授業なども含まれます。

 

通信制高校などの場合は74単位ギリギリのカリキュラムを組んで卒業するというケースも多いのですが、全日制高校の場合は卒業までに合計100単位ほど修得することも少なくありません。

 

頑張れば半年〜1年程度で合格できる高卒認定試験とは異なり、3年間みっちりと学校に通って幅広い学びをした人だけに高校卒業資格は与えられるのです。